埼玉の郷土料理「かてめし」
かてめしは秩父の郷土料理、見た目は炊き込みご飯によく似ています。でも最初から野菜や調味料を入れるのではなく、炊き上がった白ご飯に少々濃い目に味付けをした具材を混ぜ込む料理です。 「かて」とは、秩父地方で混ぜるという意味があり、季節によって混ぜられる具材は変わります。山深い秩父では秋には山の幸、大根やゴボウの冬野菜、夏にはさやいんげん、春にはワラビやぜんまいなどの山菜や、たけのこが使われます。油揚げやこんにゃく、ひじき、干ししいたけなどの保存食も使われるようです。 1月の山の神、ひなの節句、八十八夜、七夕さま、お盆の入りなどに作る行事食だと言われていますが、普段からよく作られる家庭料理、お母さんの味です。 さいたま市の学校給食の栄養士さんの話によると、かて飯は秩父だけの郷土料理ではないようで、さいたま市にも同じような料理があるそうです。ただしこちらは見沼区、緑区特産品の八つ頭の茎を干した「イモガラ(ズイキ)」を水に戻して使うようです。「かてめし」は漢字で書くと「糧飯」、かさを増やすという意味もあり、何を入れてもいいご飯のようです。貴重なお米の量を増やす、昔の人たちの知恵です。 今月は埼玉のふるさと月間、多くの学校の献立に登場しています。
「かてめし」
さあ彩の国の味「かてめし」の出来上がり。おいしく召し上がれ!